BR《ドラゴンの嵐/Dragonstorm(TSB)》

まずはリストを見て欲しい


CREATURES (10)
2 ディミーア家の護衛 / Dimir House Guard
4 骸骨の吸血鬼 / Skeletal Vampire
4 ボガーダンのヘルカイト / Bogardan Hellkite

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SPELLS (27)
1 魔性の教示者 / Diabolic Tutor
4 戦慄の復活 / Dread Return
2 死の円舞曲 / Macabre Waltz
2 月光の取り引き / Moonlight Bargain
3 迫害 / Persecute
3 ファイレクシアの闘技場 / Phyrexian Arena
3 過去の罪 / Sins of the Past
1 悪魔火 / Demonfire
2 ドラゴンの嵐 / Dragonstorm
1 虚空 / Void
1 オルゾフの印鑑 / Orzhov Signet
4 ラクドスの印鑑 / Rakdos Signet

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LANDS (23)
4 血の墓所 / Blood Crypt
3 ラクドスの肉儀場 / Rakdos Carnarium
2 迷宮の宮殿、リックス・マーディ / Rix Maadi， Dungeon Palace
4 硫黄泉 / Sulfurous Springs
3 山 / Mountain
7 沼 / Swamp

TOTAL 60




一見しただけでは、ただの黒赤コントロールに見えるかもしれないが、目を引くものがあると思う。

《ドラゴンの嵐/Dragonstorm(TSB)》はそれの対象だ。

こんな重い呪文が何故？と思うかもしれない。もちろんそれは承知している。

このカードを使用するにあたって、従来のドラゴンストームと比較はしないで欲しい。

従来のドラゴンストームは一発触発のコンボデッキであり、《ドラゴンの嵐/Dragonstorm(TSB)》がプレイされたら即死に至る場合もある。

だがこのデッキに置いては、一発で勝利を決するものではない。


例えば、手札に《過去の罪/Sins of the Past(RAV)》が有るとしよう。墓地には既に《ドラゴンの嵐/Dragonstorm(TSB)》が落ちている。

もちろん《過去の罪/Sins of the Past(RAV)》は《ドラゴンの嵐/Dragonstorm(TSB)》を対象にとり、都合上ストーム1の状態でプレイされるだろう。

それで充分なのだ。

もともと10点というダメージは勝敗を決するに充分な値である。
さらに5/5飛行のクリーチャーが2体出てくるのだ。次のターンに攻撃が通ればそれだけで20点である。



次に目を引くのは《過去の罪/Sins of the Past(RAV)》だろうか。

前記した通り、《ドラゴンの嵐/Dragonstorm(TSB)》と組み合わせれば脅威的だが、他と組み合わせるとどうだろうか。

状況が限定されるところは、《ゾンビ化/Zombify(9ED)》と同じだが、
インスタント・ソーサリーという点では少し違ってくる。

クリーチャーと違い、プレイしたら解決後には墓地に落ちてしまうというのがそれに当たる。

もし3T目に《迫害/Persecute(9ED)》をプレイして、手札がズタボロになったとしよう。
それだけで負けてしまう危険があるのに、立て直した後には第二派も予想しなければならない。2発も命中すれば寄り危険な状態に相手はなるだろう。
多少オーバーかもしれないが、もしもう一回プレイできたら・・・?
それを可能にしてくれるのが《過去の罪/Sins of the Past(RAV)》

もともと《ドラゴンの嵐/Dragonstorm(TSB)》と併用する以外に、違う使い方が有るのなら充分だと自分は思っている。

さてデッキの核を話した所で、説明はもう不要だと思う。


黒赤というカードプールは他の色に対して、相手のエンチャントには触れない。
だが相手の手札を捨てさせたり、クリーチャーに対しては除去手段が豊富で、青には劣るがドロー力もある危険な色だと思ってる。

ただ《怒りの天使アクローマ/Akroma， Angel of Wrath(TSB)》が相手の場に出てしまったら？

それの解答が相手へのダメージで勝敗を決するのが一つだと思っている。
もし相手のライフが半分を下回っているのなら・・・？
それだけで勝ちなのだ。